ホーム > お知らせ/イベント情報 > 『和(なご)の家』完成見学会開催!

2024年06月03日

『和(なご)の家』完成見学会開催!

皆様のお陰をもちまして、相模原市緑区の藤野の里で起業し、60年の歳月がたちました。

スタッフ一同「丁寧に…丁寧に…」を合言葉に、長い間地道に営んできました。ただ、役所関連・学校などの大きめの公共事業(俗に言うRⅭや鉄骨造の箱モノ)から木造の住宅・本化粧のこだわりの和風建築やお茶室まで、ある意味「とても器用で、なんでも出来る工務店だが、これといった特色や売りがない工務店」と見られることも少なくなかったのです。その器用さから脱却するために「なんでも出来る工務店から、創和の特徴である木に強い監督が多数いることや、10人を超える大工をはじめ腕のいい職人が集まっていることを生かした木の家に特化した工務店に変わろう」と約20年前に変革…現在の「無垢材と自然素材」の工務店となりました。この度、創和エコヴィレッジ内の自然素材の賃貸アパート“創(はじまり)の家の隣に建てた“和(なご)の家”が無事完成しました。地産地消の自然住宅です。



『和(なご)の家』

地元・相模原市の木材を構造のほぼ100%に使用。地元の山や森で大きく育った樹々たちが、この家のどこにいても目に鮮やに映ります。外部は、杉板(自然塗料・プラネットカラー塗り)と、高千穂さんのそとん壁を使用。屋根はガルバリウム鋼板です。
内装の床には無垢の杉板(1階は上小節・2階は節あり)と水回りはリノリウム、壁のほぼすべてを薩摩中霧島壁で施工、そして天井のほとんどを杉板張り(一部自然塗装の除き)で覆っています。特に1階は、大きな吹き抜けの下に表に繋がる全開放サッシを設置し、実際の面積よりもかなり広く感じるほど心地いい。


水回りは、キッチンと洗面を手作り(新潟県の良心的な家具屋さんに無垢材と天然接着剤と自然塗装で製作…亜麻仁油などが原材料)、お風呂はこちらも身体に優しいホーロー製と拘っています。

その他、リビングのコーナーにあるタタミ3畳の小さな小さな和室。天井もあえて低く抑えたことで、そのお籠もり感が何故か嬉しい。また、この家のあちこちに顔を出すアイアン作家のランプシェイドやアイアン手すりやオーガニック・カーテンなど、芸術の町(藤野)らしく、その自由さと素材感は理屈抜きにほっとできます。

2階に目を移すと、そこには“自由な空間”ではなく“自遊な空間“が広がっています。
遊びの空間が家のどこかにあることが、畏まった空間に少しだけ個性をかもしだしてくれます。
ダイニングテーブルやデスクは、地元の木工作家さんに頼み、つくってもらいました。


軒に覆われたとても大きな桧のウッドデッキ、そして太陽光発電&蓄電池・薪ストーブと
・エコな雨水利用のドラム缶タンク・アプローチのアイアンのファンクションユニット・
造園主体の外構・そして裏に拵えた畑など、とても見どころの多い住まいになったかと思います。

ただ、この家の一番の売りは、創和建設の職人たちが心を込めて丁寧に作ったことです。
来たる6月21日(金)と22日(土)の2日間(10時~16時)に完成見学会(パート2)を開催します。
どんな家か、どんな素材を使っているのか、少しでもご興味がある方、ぜひ遊びにいらっしゃいませんか。
お客様の家づくりのご参考にもなるかと思います。こちらよりお申し込みください。
ご連絡、お待ちしております。やがて木の色は飴色に変わり、四季の移り変わりと心地いい木漏れ日に包まれるであろうここ“和の家”。より多くの方々との繋がりが出来ること、創和建設一同、とても楽しみにしています。