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地域材等の資材供給から設計・施工に至るまでの関連事業者が緊密な連携体制を構築し、地元の地域資源を活用して地域の気候・風土にあった良質で特徴的な住宅供給への取り組み。地域の木材を使い顔の見える家づくりと美しい町並みの形成を目指して、地域の活性化も図る仕組み。近年では、国交省の地域型住宅ブランド化事業(2015年終了)の実施や地域型グリーン化事業が計画されています。そして地元の人と関わり素材にも拘ることで、海外からの運搬時のエネルギーの無駄使いも減り、その地方にも林業をはじめ仕事が生まれるというメリットもあります。
高性能で長寿命の家をつくり大切に住まうことにより、廃棄物抑制による環境負荷の低減や高い断熱性能による省エネルギー性の確保を図る住宅。耐震性・劣化対策・省エネルギー性・維持管理・可変性・バリアフリー・維持保全・居住環境・住戸面積などの条件が必要になります。ゼロエネルギー住宅ほど高性能ではありませんが、とてもお財布に優しい住宅といえます。低炭素住宅と同様に、特に都市部の家づくりではありがたい恩恵がたくさんあります。
二酸化炭素の排出の抑制に資する建物で、外皮の高断熱化により省エネルギーの基準値をクリアする光熱費が少なく済む性能を有する建物。長期優良住宅に比べ、省エネに特化するだけなのでハードルはやや低いと言えます。長期優良住宅と同様に、性能に関わる計算や技術的審査の書類作成はかなりめんどうなものの、住宅ローンのフラット35の利用は容易になります。立地により不可の地域もございますので注意が必要になります。近い将来、日本の住宅はこのレベルが基準になるであろうと言われています。
ゼロエネ住宅は、簡単に言うと「光熱費がかからない家」。気密・断熱性能を上げ、内部の熱や冷気を外に逃がさず、太陽光発電などの創エネがそのエネルギー消費量を上回ることに特化した住宅です。イニシャルコストやメンテナンスコストや住環境は、気密住宅と同様のデメリットもありますが、いつも一定の温度で暮らせることや電気代が安価で済むなど良いことも沢山あります。
カザラ設計・鎌田(ゼロエネのスペシャリスト)…「日本の環境にあった、夏涼しい住宅に、現代の技術で冷暖房費を最小限に抑え、快適に暮らせるゼロエネルギー住宅を提案いたします。」
◆ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)目標の公表について
創和建設の2020年までのZEH普及目標を公表します。
2016年度(平成28年):10% 新築注文住宅 10%
2017年度(平成29年):20% 新築注文住宅 20%
2018年度(平成30年):30% 新築注文住宅 30%
2019年度(平成31年):40% 新築注文住宅 40%
2020年度(平成32年):50% 新築注文住宅 50%
◆具体的なZEH普及策(ZEH低コスト化への取り組み等)
■ZEHの周知・普及に向けた具体策
自社のホームページやブログに掲載します。ブログの更新時にはZEH建物の進捗状況などを載せ、周知に努めます。またオープンハウスなどを開催し、ZEHの必要性を理解していただきます。
■ZEHのコストダウンに向けた具体策
設計時に間取り等を工夫し、大きくない住みやすい家をご提案します。断熱使用やサッシ、太陽光発電システムとのバランスを考え、エネルギー消費量削減やコストダウンに努めます。原価の見直しを行うとともに、協力業者の協力をいただき、コストダウンを図ります。
■その他の取り組み
住宅性能をよくするだけでなく、外観や立地や地域の気候風土を生かした設計をするとともに、お客様に満足していただける家づくりを目指します。太陽光発電のみに依存するのでは無く、地熱住宅や他の再生エネルギー活用についても考慮します。社内でZEHに関する勉強会を行い、更なる理解を深めます。
長期優良住宅や低炭素住宅は、確かに高い耐震性や断熱性を持つこととなります。ただ、それを安価で実現するために、合板を使い建物を強固に固めなければならないことや、必要以上のボリュームで断熱材を使用しなければならないこと。それらは、気密住宅のデメリットと同様に人の健康にとってはやはりマイナスになることが多く「シックハウス・化学物質過敏症」のリスクが増大してきます。そのリスクを出来る限り減らすために、構造や仕上げ材に出来る限り「呼吸し調湿してくれる素材」を選択し、小さく密閉した部屋をつくらないことなどを設計時点からじっくりと検討することが大切です。
税金優遇や補助金特例もある「長期優良住宅・低炭素住宅」は、コストの面でも使い方によっては様々なメリットもあります。国産や地元の木材を使い日本の山や水を甦らせることとの組み合わせで、国がお金を出してくれるのならありがたくいただきましょう。これからも建築の主流となっていく長期優良住宅と低炭素住宅、すべてが良いことばかりではないことをわかった上で、上手に無理・無駄のないよう活用することをお勧めします。
本当に長く住める家とは、その数値だけではなく「住まう方が、ずっと丁寧に住み続けたいと思える居心地のいい家」であることを忘れずに…。
創和建設で施工した数々の「長期優良住宅・低炭素住宅」の中から何軒かの抜粋です。街場の住宅も多くメンテナンスフリーを考え、冷たい感じのガルバリウムの外装も多いとはいえ、気密の高さと接着剤の影響を危惧して、どの家も「地域型住宅の無垢材」と「呼吸する自然な素材」など柔らかく暖かい素材をしっかりと併用し、当然国からの補助金もきっちりしっかりいただき、とても気持ちのいい開放的な空間が広がっています。