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1.地元(神奈川・東京・山梨・埼玉)の山や森の木でつくる

私たちのまわりには、たくさんの山や森に木が溢れています。ただ、安価な輸入木材や集成材の流入により、地元の木が住宅の柱や染に生まれ変わることも少なくなり、一部の地域を除いてはきれいな水や空気をつくり出す木々もほったらかしの状態になってきました。

最近になり”地産地消”や”自然住宅”の言葉とともに、
「素性がわかる近くの森の木で、自分の家をつくりたい」
「山とつながり、山からの恵みと山への恩返しを考えています」
「遠くからの木材の運搬コストやその流通エネルギーの無駄を考えると…」
そんなことを言われる方も増えてきました。(全体の比率ではまだ少数ですが)

創和建設は、年間着工棟数の約3分の2にあたる20軒の家を、地元・神奈川・東京・山梨・埼玉の木でつくっています。中には、構造材だけでなく床板やキッチン、テーブルに至るまで地産地消という家まであります。地元の山や森の木を使うということは、地域社会や環境においても計り知れない価値があります。

「地産地消の家づくり」は、これからも増えていくはず。素性のわかる無垢の家づくりに携わっている工務店の一員として、そのポリシーを持ちつづけながら、いくら地域材だからといってエコ贔屓をせずに、良い材料と悪い材料をはっきりした判断基準を心掛け吟味しながら使いわけていければと思います。

地域材を積極的に利用することが、それぞれの地域の活力につながると信じて…。

【葛城奈海・海幸山幸の詩 #5】
先祖が見守る家造り~育てた木が活かされる林業

究極の地産地消の夢が繋がる物語
山梨県大月市に建築予定の1軒の自然素材の住まい。この家の施主は、先祖代々受け継いだ山の木を父親と一緒に自らチェーンソーで伐採し、自宅のシンボルの大黒柱に生かすという試みをされています。朝から真剣に木と向き合った施主。伐採後の幸せそうな笑顔がとても印象深い1日となりました。

協力…北都留森林組合・南部町森林組合(ともに山梨県)