ホーム > お客様の声 > vol.08 「ホタルの家」 静かな環境で好きなことを楽しむ 森の中の自然住宅+音楽スタジオ

vol.08

「ホタルの家」

静かな環境で好きなことを楽しむ
森の中の自然住宅+音楽スタジオ

相模原市/T様邸

太鼓の練習ができる環境を求めて
森の中の音楽スタジオ完成!

藤野地域でも特に山奥の、小さな集落に建つT邸。パーカッショニストであり、和太鼓奏者としても活躍しているT様にとって、「太鼓が叩けるところ」というのは、土地を決めるうえでの第一条件でした。

この場所は、隣家が理解のある友人だったことや、集落のいちばん端に位置していることから、ほかの住民にご迷惑をかけることなく練習ができ、まさに絶好のロケーションだったそうです。

そんなT邸の特徴は、なんといっても母屋と別棟で建てられた音楽スタジオ。自身の練習だけではなく、知人のアーティストに使ってもらったり、イベントや会合に場所を提供するなど、さまざまな形で利用されています。

暮らして始めて
地熱床システムの良さを実感中

「創和さんを選んだいちばんの理由は、SRC基礎(地熱床システム)がやりたかったからです。冬は寒くなくて夏は暑くないっていう程度なんだけど、暮らしてみると、それで充分だったりするんですよね」

母屋のリビングは全面土間に仕上げていますが、このSRC基礎のおかげで、真冬でもまったく冷たさは感じないそう。そして、部屋の暖まりやすさも実感しています。

「スタジオのほうに薪ストーブを入れるのをやめたのは、ファンヒーターひとつで充分暖まるからです。しかも1回暖まると冷めにくいんですよ。たまに明け方まで飲んだ時、途中でストーブを消しても、あんまり寒くないんですよね」

また、アーティストらしく、やれるところは自分でやろうと、土間塗りと壁塗り、断熱材を入れる作業は、友人に手伝ってもらいながら、自分で行いました。

人が集まる家だからこそ
プライベート空間もしっかり確保

T様は、音楽スタジオを第一宴会場、母屋のリビングを第二宴会場と呼んでいます。もともとスタジオではイベントやライブを開催したいと考えていたので、お客さんの多い家になることは想定済みでした。そして、人が集まる家だからこそ、2階はプライベート空間として残せるような構造を考えました。

「きた人もここまでは入っていいっていうのがわかればそのほうが気楽でしょ。1階の和室は、小さいお子さん連れのお母さんがきたら休んでもらえるし、酔っぱらった人はそのまま寝ることができるように考えました」

そして、積極的に取り入れたのが、自然エネルギーです。地熱利用だけではなく、太陽光発電に太陽熱温水器、そして薪ストーブまで完備しました。ソーラー電力は、母屋の照明と冷蔵庫の稼働に利用。薪ストーブは、イエルカのオーブン付きのものをチョイスして、暖を取りながら料理も楽しむことができるようにしました。

「ストーブがものすごく大きいので、上にやかんがたくさん乗せられるんです。それでお湯を大量に沸かして、食器を洗うのに使ったりしています」

今も、しょっちゅう宴会やイベントが開かれているというT邸。山あいの静かな集落に人が集う、エコでアートな暮らし方は、T様の生き方そのものを表しているようです。

スタジオは特に防音はしていませんが、立地のおかげで気にせず音を出すことができます。天井には、重たい和太鼓をセッティングするために、電動ウィンチも取り付けました。

奥の白い建物が母屋。手前が音楽スタジオ。2棟の間の広場も、イベント時には大活躍です。

母屋のドアのオブジェは、藤野在住の造形作家、高橋政行さんの作品。この集落はホタルの里として有名なところだったため、ホタルをモチーフにして作ってもらいました。