ホーム > お客様の声 > vol.09 「小舞・土壁の家」 素材から造りまで大切にした 100年先まで引き継がれる家

vol.09

「小舞・土壁の家」

素材から造りまで大切にした
100年先まで引き継がれる家

相模原市/K様邸

「大地を守る会の自然住宅」と提携。
高品質の木の家づくり

「風のいえ・プロジェクト」の1軒となるK邸は、創和建設が、有機野菜の宅配で知られる「大地を守る会」と提携を結んで初めて建てた自然住宅です。

「大地を守る会の自然住宅」は、環境面や耐震面など細部までこだわりを追求し、ライフスタイルからの家づくりを提唱しています。K様は、もともと大地を守る会の宅配サービスを利用していました。そして、自然の多い場所への移住を考え始めていた頃、ちょうど土地見学会のお知らせをもらいました。

「マンションを買おうかと考えた時期もありました。でもいったい何を信用していいのかわからなくて、躊躇していたんです。大地を守る会が紹介する家なら大丈夫だろうという信頼がありました」

加えて、里山にありながら駅まで徒歩圏内という立地に魅力を感じたK様は、見学会前に現地に足を運んだほど、この土地を気に入ってしまったのだそうです。

より自然に近い家を目指して

「できるだけ自然素材で作りたいと思っていましたが、最初はもう少し安くできるかなと思っていたんです。でも、ほかの自然素材の家を見せてもらっているうちに、竹小舞の壁や瓦屋根、格子戸なんかもいいなぁと思うようになってしまって(笑)。一生に1度のことですし、ちょっと予算がオーバーしても、なるべく自然な家に近づけていこうと思い始めました」

じつはK様は、土地の契約をして数ヶ月後に、海外に長期滞在する予定がありました。そのため、大急ぎで設計を済ませ、建築に関しては基本的にお任せする形でお願いしたのだそうです。そのため、気になる箇所は、住み始めてから直しを入れています。

たとえば照明が思ったより暗かったので増やしてもらったり、浴室に暖房乾燥機をつけてもらったり、タオル掛けを増やしたり。

「建築中にちゃんといれば、その場でいろいろお願いできたんでしょうけど、仕方ないですね。でも、木の香りがしてとても落ち着く家なので、全体としては満足してますよ」

暖房はペレットストーブを採用し、空調システム「そよ風」を併用しています。里山の暑さ、寒さにはまだ慣れずにいますが、居心地の良さからか、家にいる時間は自然と長くなりました。

いい家だからこそ
次の世代へと引き継いでいきたい

K邸は、地元産材100%で、接着剤や金物を使わない木造軸組で建てられたお家です。いわゆる古民家と同じように、100年でも200年でも保つ家なのです。K様は、お子様やお孫様が引き継いでくれるならそれもよし。たとえ引き継がれなかったとしても、壊すことはせずに、次の方に使っていただきたいと考えています。

「せっかくいい家を建ててもらったのに、使わなかったらもったいないですからね」

家の使い捨ての時代は、もう終わりです。細部まで、自然と寄り添って建てられたK邸は、まだ見ぬ遠い未来まで、大切に引き継がれていくことでしょう。