ホーム > お客様の声 > vol.30 ご家族が互いを思いやりながら、それぞれの幸せのカタチをつくる「相模大野の家」

vol.30

「相模大野の家」

ご家族が互いを思いやりながら、それぞれの幸せのカタチをつくる家

相模原市/Y様邸
2019年5月施工 設計:市川創巳
聞き手:創和建設代表 志村 敏夫

志村:「まずはじめに、相模大野の伊勢丹イベントで、相模原市の建築会社とメーカーさんが数多く出展していた中で、ご自宅の建設に弊社を選んでいただき、ありがとうございました。そして、お母様から何度も聞いておりますが、イベント以来弊社からまったく連絡がなかったり、電話をかけても肝心の私が留守だったりと、重ね重ね失礼いたしました。本日は、無事、完成を迎え志村自らお礼も兼ねてインタビューさせていただきます。
まず、不思議だったのですが、伊勢丹イベントで相模原市内の工務店さんや大工さんも弊社以外に他にもたくさんいた中で、一度お会いしただけで何故創和建設を選んでいただけたのですか?」

Yさん:「当時、既に決めていた工務店があり着手金を払い、いざ、設計!(自社設計士)となった日に無断で遅刻で連絡がない誠意ない対応をされた事をきっかけに契約を反故したばかりでした。
木の家でセルロースファイバーの家を作りたいとのこだわりを持った母がやっと辿り着いたはずの工務店との契約を断念し、非常に落ち込んでいた時に、たまたま手に取った伊勢丹のチラシでイベントを知り参加したようです。藁をもすがる思いで、少しでも母のこだわりに近い家を作ってくれる会社を探していた時にそのイベントで創和建設の志村社長と巡り会いました。母が知りたい疑問、質問全てにおいて満足できる答えをくれた唯一の会社だとの印象だったようです。」

Yさん:「その日、母が電話で興奮気味に、”とても良い工務店を見つけた。あの社長の会社に家を作って貰いたいと思う”と話していたのを覚えています。ただその後、普通は迷惑なくらい電話かかってくるのが建設会社の営業だと思うのですが、”創和建設から笑っちゃうくらい一向に連絡が来ない!ほんとに1度もです”と落ち込みの電話が母からあったのも今となっては懐かしいです。」

志村:「私は、Yさんの時だけでなく、どこのお客さんともそんな感じなんです。仕事は、たくさん欲しいのですが、田舎者の性なのか、本気で頼まれてもいないのにこちらから図々しく営業電話をかける言のが苦手というか?いきなりお電話をしてご迷惑じゃないのかなとか考えたり…他の工務店ブースも熱心に見られていましたし。創和のことを誉めていただいても、お世辞を言ってくれてるんだろうな~という印象で…どうもすみません。」

志村:「一般の工務店は自社設計がほとんどですが、創和建設は外部の設計の方を主に考えていますが、それはどう感じましたか?設計期間も半年を超え長く、施主様の時間も拘束され出会いから完成まで2年間近い歳月がかかっていますが、2世帯住宅とはいえ、現在の家づくりは通常設計から完成ままで半年あればお釣りがくるのが普通なので、率直なご意見をお聞かせ下さい。」

Yさん:「先ほども言ったように、最初頼んだ工務店の設計士さんは、創和さんと違って自社の方でした。業界のことが分からないので、よほど高価でお洒落で高級(セレブ的)な家を作る以外は、外部の設計士を頼むというイメージがありませんでしたので、「創和さんは、自社設計ではないんだ!」と正直嬉しかったのを覚えています。ただ、社長をはじめ、次々紹介された創和のスタッフの方も、何故か1級建築士の資格を持っているというちょっと変な感じだったのですが…。
何故かわかりませんが、創和建設の方法は、社長がプロデューサーの役割で、施主に合わせた設計士、大工さんそして現場監督を決めて行きます。ここで社長がプロデュースをミスると関係者全員が不幸なことになるのでしょう(笑) ここが一番重要ですね、きっと。
施主としては、長い時間をかけて、皆様にお付き合い頂き丁寧に一つ一つ決めていけるので最高ですが、施工する皆さんからすると割りに合わないよな〜と申し訳ない気持ちになります。」

志村:「そうなんです。私の役割とても大切なんです(笑)。私自身、もともと設計も生業としていたのですが、あいにく親からのDNAなのか学生時代の努力が足りなかったのか、豊かな設計の才能は持ち合わせてなく、普通の間取りしかかけないんです。ぜんぜん面白い家になっていかないんですね。その才能が無い割に、人と人を繋げる才能にはちょっとだけ自身があるんです…ちょっとだけなんですけど。今まで、200名くらいの設計者をお客様にご紹介をしたのですが、失敗したことはあまり無いんです。そう自分が思っているだけかもしれませんが…。家の好みが近いということと相性が良さそうということがマッチングの基本なんですが、それでも迷ったときは施主さんご家族と設計者とが一緒に笑顔で並んで笑っている姿を頭の中で想像して、この人が一番似合うかな~と思う人をご紹介しています。Yさんの場合も市川さんをご紹介しようと決めるのは簡単でした。私の中での創和の施主さんは、どちらかというとデメリットを考えながらではなく、前向きに家づくりを楽しんでいく方が多いので、このマッチングという仕組みも成り立っているんですけどね。」



志村:「この家で1階・2階でこだわったところは、それぞれどんなところでしょうか?どんな小さなことでも構いませんので教えて下さい。」

Yさん:「1階はとにかく母のこだわりの”夏涼しくて冬暖かい木の家”をモットーにしました。
イメージのままでは山小屋ですが、持っている家具が全て西洋風だったので、それらが浮かないようなデザインにしなければというのは考えました。
2階は木をふんだんに使った山小屋風の天井なのですが、あくまでもクールモダンに仕上げたかったので木の重たさに負けないようにしようと思いました。
そこで、2階のドアは全てシャビー感もあるクラシックなデザインのドアを選び、全て違う色を充てることでモノトーンではない明るいモダン仕上げにしました。
また、学生の頃に作成し家でずっと眠っていたステンドグラスで部屋の景色に彩りを添えられたら!と思っていた事を全部叶えてもらえました。
これは、設計士さん、大工さんそしてランプを加工してくださった電気屋さんのお力添えのおかげです。本当に感謝!
創和建設さんの大きな特徴のひとつに、現場の職人さんの顔が見えるということがあると改めて感じました。完成までには、ほんとたくさんの職人さんとお話をしました。みなさん真剣に家づくりに向き合っていたことを思い出します。」

志村:「ご自身でたくさんのパーツを揃えられたいへんだったと思いますが…?普通の建築ですと、この中から選んでくださいでもっと楽だと思いますが、設計者や私たちのアドバイスがあるとは言え、1から考えていくたいへんさがあると思います。そのあたりの面倒さは無かったでしょうか?」

Yさん:「家づくりは通常、”この中から選んでください”のセリフを素直に聞くしかないと思っていたので、自分の好きなパーツを決めさせて貰えた事が本当に嬉しかったです。自分で選ばせて貰えたラッキーさを考えると大変な事は無かった様に感じます。どの家とも一緒じゃない、自分たちだけの家が出来ていくこと、そしてそれにガッツリ参加しているということは、普通はそう経験できることじゃないですよね。」

志村:「最後に、これから家づくりを考えている方に、アドバイスやメッセージがあればお聞かせください。」

Yさん:「一般的な家づくりのイメージは、自社設計である程度お膳立てされた採算性重視のものだと思います。もちろん、それぞれの条件や環境によって選ぶ方法は違いますが。毎日快適に自分の人生を過ごす家を建てられる事は幸せだと思います。たくさん考え、悩み、時間をかけて決断する事で家に対する愛情が深くなります。その時は一瞬大変でも、ぜひ時間をかけて一つ一つの事を真剣に考えられると良いと思います。最後にそれが大きく影響します。
最後に、創和建設さんに家づくりを頼みたい方へ。営業コール等一切何もありませんので自ら根気よく連絡する事が大切ですね。(笑)。一般的には営業コールが来るのが常識ですが、それに甘んじていると、一生、創和建設さんにお家は作って貰えませんよ。自らぜひ売り込んでみてくださいね(笑)!」

志村:「これからは、勇気をだして営業コールをするよう心掛けます。本日は、貴重なお言葉をありがとうございました。」